2016年8月

大和三山、龍馳せる空(飛鳥アートヴィレッジ取材メモ1)

2016年08月24日-飛鳥アートヴィレッジ

奈良県明日香村のサポートで毎年開かれるアートプロジェクト「飛鳥アートヴィレッジ2016」に参加することになりました。取材メモを随時更新していきます。

yamatosannzan

(向かって左端から葛城山、二上山、手前に畝傍山、奥に信貴山、生駒山、手前に耳成、天香久山。)

うねび、みみなし、あまのかぐやま。大和三山パノラマ。甘樫丘から望む。

この三つのお山が三角関係の恋をしました。神代の恋はスケールが大きい。
万葉集巻一第十三番歌、中大兄の三山歌。
「香具山は 畝火を愛しと 耳成と 相あらそひき ・・・」
(今年の上賀茂神社の薪能にもかかっていたお能の「三山」もこの御歌が典拠。しかもこの演目は京都大原の!良忍上人が大和を訪ねる物語です・・・)
そして大和三山のさらに後ろに広がるもう一つの巨大な三角形。これが見たかった。
「夏五月の庚午の朔に、空中にして竜に乗れる者有り。貌、唐人に似たり。青き油の笠を着て、葛城嶺より、馳せて胆駒山(いこまのやま)に隠れぬ。午の時に及至りて、住吉の松嶺の上より、西に向ひて馳せ去ぬ。」
日本書紀巻第二十六、女帝斉明天皇即位の年の記述。すごい光景です。このシーンを見たい、龍が天翔る舞台を見たい。
家で地図を調べた時は、生駒山は随分遠く思えて明日香から見えるの?と疑問だったのですが、住人の方を訪ねて聞いたら「見えるで~」と。見えるなら見なければ。住吉までは確認できなかったけど、神戸の方向、六甲山脈は視認できました。

谷を下りて丘に登って膝が笑いました。

(飛鳥アートヴィレッジ取材メモ1)