2017年2月

京都市歴史資料館「大原-生活と信仰-」展示中~4/18

2017年02月20日-Kyoto,Ohara 京都、大原, paper-cutting 切り絵

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

4月18日まで開催中の京都市歴史資料館テーマ展「大原ー生活と信仰ー」に行って参りました。場所は京都の中心部からほど近い、御所の東です。
京都の地域文化にスポットをあてた展示シリーズで、今回は私が3年間暮らした大原が特集されています。大原古文書研究会に参加していたご縁で、歴史的な資料と並び、会誌に連載していた切り作品も出品されています。
(当記事の写真は許可を得て撮影しました。館内撮影はできません。ご了承ください。)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
現在も大きなお堂を構える大原勝林院の江戸時代の境内図や、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
お酒の量り売りに使用されていた「通い徳利」(右のおおきいものが一升。村人はこれを持って酒屋にお酒を買いに行っていたそうです。)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
おなじみ大原女さんの衣装も。左が近代、右は江戸時代の復元です。裾まくりしている姿。
私も行事の時に着させていただきました。わらじの感触が忘れられません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
個人的に最も感激したのが、江文神社に伝わった御幣の型。御幣は通常毎年更新され古いものは残らないので、まさか江戸時代のものを見られるとは思いませんでした。   ご案内くださった宇野先生は「そんなに感激する人はいませんよ」と笑っておられました。紙を切り透かして生まれる造形美には目がなく、伝承切り紙も大好きなのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そして最後に望月の切り絵作品がならぶ伝承のコーナー。1区画設けられていました。感動です。
大原に伝わる大蛇伝説をテーマに描いた作品です。この伝説には様々なバリエーションがあり(近代以降「おつう伝説」と通称されています)、私はその文献上の初見とされる「山州名跡志」の文章からイメージを膨らませて描きました。
作品一枚一枚ごとに説明文がつき、非常にわかりやすくなっています。
切り絵としても作品の一部をレイヤー仕上げにしていて、浮き上がって見せる工夫をしました。

ぜひ目録をお持ちいただき(一部画像も掲載されています)じっくりとご観覧ください。
里山の山村大原の歴史、今も受け継がれる生活の歴史、文化に思いを馳せていただき、いずれ大原にも実際にお尋ねいただけたらと願っています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
展示をご担当された宇野先生と、歴史資料館玄関口にて。

・関連シンポジウムム「大原 生活と信仰」
3月18日(土) 同志社新島会館 お申込み受付中

[パネリスト]
上田寿一,藤井孝全,山下勉,望月めぐみ
[コーディネーター]
宇野日出生

平成29年3月18日(土曜日)14時00分~15時30分
※受付は13時30分から
同志社新島会館 2階ホール 京都市上京区寺町通丸太町上る